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書棚の部
CALIFORにて木内さんと石黒さんダブルサイン入りのをゲット。
私は「いい話」が苦手だ。やたらと泣かそうとされるのは困るし、説教されるのはもっと困る。だから、大好きな木内さんの絵の本なんだけど、この純朴ストレートなタイトルにちょっと手を出しかねていたのだ。が、お店でパラパラとめくった途端にそんな躊躇は吹っ飛んだ。ああ、だいじょうぶ。このひとはちゃんと、わかってる。そう思った。
ただ、ほんとのことが、淡々と書いてある。長い時間をかけて、河原の石のように丸くなった言葉と思い。そこに寄り添うように注意深く選ばれた色と形。虹色の人々に見守られたジョンの全身の表情に泣きそうになる。
私には大好きだった犬の痛い思い出があるのだけれど、久しぶりに、犬との暮らしの中にあった、あったかい気持ちを思い出してしまった。
「犬は人が好き。」そう、たぶん、だからこそ、私は彼らを見ているのが辛くなってしまっていたんだ。
2004.08.30.
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