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書棚の部



石黒謙吾 作
木内達朗 絵
書棚の部

CALIFORにて木内さん石黒さんダブルサイン入りのをゲット。

私は「いい話」が苦手だ。やたらと泣かそうとされるのは困るし、説教されるのはもっと困る。だから、大好きな木内さんの絵の本なんだけど、この純朴ストレートなタイトルにちょっと手を出しかねていたのだ。が、お店でパラパラとめくった途端にそんな躊躇は吹っ飛んだ。ああ、だいじょうぶ。このひとはちゃんと、わかってる。そう思った。

ただ、ほんとのことが、淡々と書いてある。長い時間をかけて、河原の石のように丸くなった言葉と思い。そこに寄り添うように注意深く選ばれた色と形。虹色の人々に見守られたジョンの全身の表情に泣きそうになる。

私には大好きだった犬の痛い思い出があるのだけれど、久しぶりに、犬との暮らしの中にあった、あったかい気持ちを思い出してしまった。

「犬は人が好き。」そう、たぶん、だからこそ、私は彼らを見ているのが辛くなってしまっていたんだ。

2004.08.30.

『メニューの設計図』

高橋徳男

義父にお借りしたこの一冊が、大ヒット!めちゃめちゃ楽しい!なにがって、最初の一行から最後の一行まで、料理が好きでたまんないんだよねっ!って感じがあふれ出ているのだ。この本を読み始めると、自然に口元がほころんできてしまって、もう、なんだか。

以前、新聞に高橋さんの写真が載っていたことがあって、とても温厚そうな人だなあ、と思っていたのだけれど、なんのなんの、優しいだけじゃ一流にはならないよなあ。文章から受ける感じは、むしろやんちゃ坊主(失礼!)。子供みたいなワクワク感がキラキラしている人だった。一気に大ファンになったよ。

物を創る人の話というのは、いつも分野を越えて心にしみることが多いのだけれど、シェフという仕事は、その上さらに経営までしっかりやっているわけで、そのタフさには目を覚まされた気分。作るだけで、お金のことは考えたくないんですぅ…、なんてつぶやこうものなら蹴っ飛ばされそうだ…。

高橋さんが現役のうちに一度彼の料理をいただいてみたいなぁ。東京だなぁ…。

2004.01.23.

『猫の本
 ―藤田嗣治画文集』

藤田嗣治

今朝の朝日新聞で、この本を山下裕二さんが紹介していたのでうれしくなってしまった。

藤田嗣治、猫、おまけに解説が高階秀爾さんときたら買わずにはいられない…。ミーハー気分で気負わずに楽しめる本だと思います。

ところでこの本を眺めていて気がついたのだけれど、私がコレ好き〜!と思った絵って、フジタが70歳代で描いていたのだ。早くても50代、とか。フジタの文章にも随分励まされていたけれど、それもよく見ると晩年のものだし。

やっぱり人生まだまだだよなあ。長生きしたいなあ。

2003.09.14.

『春の野草』
 山渓フィールドブックス

『夏の野草』
  山渓フィールドブックス

『秋の野草』
  山渓フィールドブックス

『樹木 1』
  野外ハンドブック 6

『樹木 2
 
野外ハンドブック 7

『樹木〈1〉検索入門』

『樹木〈2〉検索入門』

植物関係の愛用図鑑。全てフィールド図鑑。写真が大きくて分かりやすく、コンパクト。現場でナマの植物を観ながら、直感的に種類を調べられるのがお手軽でうれしい。

やはり山と渓谷社は安心感があります。山渓の図鑑は基本的に科や属などの分類順になっていて、これが使いやすいです。初心者用の図鑑には花の色や生えている環境などの順番になっているモノがあるのですが、ナマの植物はそうそう図鑑通りに生えていることもないのでかえって混乱してしまう気がする。全くの初心者でも、ちょっと慣れればすぐに分類順の方が見つけやすくなるんじゃないかなあ。

植物名の由来なども解説してあるので、親しみやすく覚えやすいです。

2003.08.13.

『夢枕―夢絵日記』

横尾忠則

横尾さんのサインをもらいたいがために買ってしまった。というわけで、サイン入り。

要は横尾さんの夢絵日記。笑っちゃうのやら、背筋が凍るようなのやら、わけわかんないのやら、42の夢が絵と文章で体験できる。それにしても横尾さん、面白すぎ。こんな面白い夢を見られるなんてうらやましい気もするけど、すごく疲れそうな気もする。私も試みたことがあるが、とにかく夢を記録するということ自体、結構大変なことなのだ。

この本は毎晩寝る前にひとつずつ楽しみに読んでいった。これを読んでから寝ると自分まで夢を見たりするから面白い。夢絵日記は描かなかったけど。

前書きに河合隼雄、解説(?)に荒俣宏。納得。

2003.07.01.

『決定版 日本の両生爬虫類』
cover


『声の図鑑』蛙の合唱
    山渓CDブックス

日本の両生爬虫類のちゃんとした図鑑は本当に無かったので、この図鑑(上)が出版されているのを知った時にはちょっと感慨深いものがありました。

『日本カエル図鑑』というのがあったんですが、値が張るのとカエルだけなのとで憧れ止まり。私はサンショウウオ等のしっぽがある方(有尾目)が好きなのでねえ。

「声の図鑑」はカジカガエルの声が聴きたいがために買ってしまった…。このカエルの声は、たぶん生で聴いたことがなくて、ちょっと憧れの声です。初めて聴くとカエルとは思えないんじゃないかなあ? 澄んだ笛みたいな声なのです。おまけに居場所が渓流なので気持ち良さ倍増。

この二つは自信を持ってお勧めできますね。まあ、図鑑が必要な方には、って事なんだけど。

2003.06.23.

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