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ドリアン
タク【20070521】 | 日々の記憶

 果物の王様、ドリアンを食べた。2回目だ。妹の夫がカルフールで買ってきてくれたのだけど、実家では誰も食べないので、僕が持って帰ってきてマサ子と一緒に食べた。

 はじめてドリアンを食べたのは、数年前、取材でマレーシアに行ったときのこと。同行した写真家がタイに暮らしたことがある人で、大のドリアン好きだったからだ。

 しかしたまたま収穫時期を外していたのでなかなか見つからない。「どうしても食べたい!」と写真家がいうので飛行機の時間を気にしながらタクシーを飛ばしまくってあちこちのマーケットをハシゴした。

 このときのタクシーの運転手のお兄ちゃん、全く英語が通じなくて楽しかった。観光ガイドに載っていた片言のマレー語で身振り手振りを交えて「ドリアン、食べる、うまい!」「ドリアン、食べる、うまい!」とやっていたらどうやら分かったらしく、3人して車内で大声でこれをやってみんなで笑い転げた。

 もうそろそろ飛行機に間に合わないとあきらめかけていたとき、繁華街・ブキビンタンの道の傍らに中国人が出している果物の屋台を発見。スコールが上がった直後、屋台を出して商品を揃え終わったところだった。

 その中にドリアンがあった。前もって仕入れた情報に寄れば「猫山王」と書いて「マオサンノウ」と読む品種がマレーシアでは一番美味いとのことだったが、この「猫山王」もちゃんとあった。

 大騒ぎしながら、屋台の椅子に座り、3人でむさぼるように食べた。美味かった。はじめての味だけど、他に喩えようのない味だけど、もうとにかく美味くて幸せだった。スコールで濡れたクアラルンプールの街がきらきら輝いていた。

 ちなみにこのマレーシア行きが僕の初めての海外体験。このときのドリアン顛末は、強烈な印象でたぶん一生忘れることはないと思う。(本当はこのあとの話もあるのだけど、ここには書かないでおこう)

 で、今日食べたドリアン。大丈夫かなぁと心配したけど、ちゃんとドリアンの味で、ちゃんと美味しかった。カルフールもなかなかやるな。タイ産なのもあってか、記憶の中のマレーシアの猫山王よりも酸味があり食べやすい気がする。タイとマレーシアでは収穫するタイミングが違って、マレーシアの方が熟して落ちるまで待つから酸味がないと聞いた。だとすれば日本人にはタイ産の方が口に合うと思う。

 それにしても、また行きたいなぁ。マレーシア。