初めまして、2004年。一年間よろしくお願いします。
2004年はもう一度人生をかき回してみる年にしたいと思ってます。試行錯誤。思えばいつの間にか守備固めに入りつつありました。まだまだ試さなければならないことがたくさんあるはずなんよ。がんばるんよ。と、甥っ子(4歳)の真似。
2004.01.01. tak
我が家のメインマシン、iMac(ブラウン管一体型)の内蔵リチウム電池が消耗して時計が狂いだしていたので正月早々から分解。買ってからちょうど4年、よく頑張ってくれてるなぁと感謝です。
2004.01.02. tak
マレーシア行ってきました。初めての海外旅行が仕事の取材でいろいろと苦労しましたが無事帰ってくることができました。マレーシアではたいていの人が英語を話せます。多少なまっているようですが。しかし私は英語が「ア、リトル」。でもまぁなんとかなりました。どうやら私が話す内容については通じているようですが私のヒアリング能力が低いために何を言ってるのかわからなくて会話が繋がらないんですね。今までほとんど必要性を感じなかった英語ですがちょっとは話せるようにならないといけないかなと思いました。
首都クアラルンプールは派手な街です。ついこの間まで世界で一番高い建物だったペトロナス・ツイン・タワー。実物を間近で見ると高いと言うよりは巨大です。外見もゴツゴツしていてどことなくアントニ・ガウディのサグラダ・ファミリアの塔を思わせます。夜はタワー全体がライトアップされて異様です(写真。クリックすると拡大します)。他にも遊びで作ってるんじゃないかと思うような妙な形のビルが軒並み生えてます。電飾も好きみたいであちこちで怪しい青や緑がねっとり光っています。
クアラルンプールから車で1時間ほどのところにシャ・アラムという街があり、日系企業の工場なども多いのですがここにブルーモスクと呼ばれているイスラムのモスクがあります。びっくりするような鮮やかな青色の巨大なモスクで、青空の雲の背景とも合わさっておとぎの国のようでした(写真。クリックすると拡大します)。中には入りません(入れない?)でしたが外から見るだけでも圧倒されます。
おおざっぱに言うとマレー系6割、中国系3割、インド系1割の多民族国家。特にマレー系はイスラム教が主流です。多民族国家という実態を初めて目の当たりにしたのですがやっぱり不思議です。当然のことですが日本人はもっと極端に少ないマイノリティなわけでものすごくわかりやすいカルチャーショックを受けました。
マレーシアはアジア通貨危機も乗り越え毎年かなりの経済成長を続けています。主な理由として誰もがマハティール前首相の圧倒的なリーダーシップによるものと口を揃えます。しかし、前首相のとったブミプトラ政策(マレー人優遇政策)については批判も多く、明確に差別政策という見方もあるようでマハティール氏自身も失敗を認める発言をしているとのこと。ブミプトラ政策では、進学(奨学金)、就職、ローン、果ては携帯電話料金にまで人種格差がありそれが嫌で国を出ていく他民族の人も多いとか。逆に中国系やインド系にも関わらずマラヤ大学(マレーシア最難関の大学)を出るような人材はずば抜けた能力があるとのこと。
車はマレーシアの国産車で国民車のプロトンがやたらと走っていました。運転はできませんでしたが乗ってみた印象は造りもしっかりしていて安っぽい印象はありません。私には日本車と遜色なく見えました。逆に個性が感じられずちょっとつまらないかも。元は三菱自動車との提携で作ったらしいとのことでそれも納得。他には日本車、ドイツ車など。メルセデスやBMWも多数目にしました。あ、真っ赤なアルファ・ロメオ145もいましたよ。クアラルンプールの車を見る限りはほとんど日本の道路状況と変わりません。時々、木枠の荷台のトラックや大昔の日本車を見かけましたがその程度。マハティール首相はマレーシアは2020年に先進国になるというビジョンを掲げていましたが確かにクアラルンプールの道路事情はすでに先進国だなと感じました。
携帯電話はみんな外側にアンテナが出ていない丸っこい形をしていて、キーのバックライトのかなり濃い青色が印象的でした。街の電飾や広告の看板もそうですがあのバックライト付きの濃い青色、きっと好きなんでしょうね。日本人はもう少し濃いめのスカイブルーか逆に光の無い絵の具的な紺色が好きなんだと思います。携帯電話の所持率は日本ほどは目立ちませんでしたがかなり高かったように思います。
通過はリンギ。RMと記します。センという補助貨幣もあります(1RM=100セン)。私の泊まった中級ホテルの部屋代が一泊225RM。チップは1〜2RM。有料トイレが50セン。為替レートは1RM=約30円ですが、購買力平価でいうとだいたい1RM=100円というところでしょうか。でも1/3だからといって油断をしているとやたらと高いビールを売るクラブがあったりして驚きます。でもその店に二十歳ぐらいの学生が入りきらないぐらいたむろしていて、ほとんどが中国系なのですがなるほどこれが所得格差かと実感しました。それでも所得格差が問題になるような地域からみればずっと小さいらしく総中流の日本の状況が相当稀なんだとわかります。現地で働いている日本人の方に聞いたところ、公務員の初任給は600RM。大卒で有名企業に勤めると初任給は2,000RM。経験ある優秀な人材を部長クラスで採ると月給7,000〜10,000RM。なので平均的な月給という考え方ができないわけです。
ちょっと意外だったのは、クアラルンプールの街にやたらと濃い緑が目立ったことです。元はジャングルだった土地ですがそれを切り開く際にある程度樹木を残したり或いは植え直すことで緑を上手に配置しています。植民地時代の英国の庭の考え方が生かされているのだと思いますが、気温が30度を超えるにも関わらず木陰が多く涼しいので歩きやすい街です。急激な経済成長を続けている国の首都としては珍しいように思いました。タイに長年住んでいた友人曰くバンコクはまったく緑がないので暑さが際だつとのこと。
マレーシア行きで感じたことをつらつら書いてみました。あまりまとまっていませんが、全体的な印象としては面白い国だなぁと思います。特にクアラルンプールは変わった街でちっとも落ち着きませんがそれはそれで楽しいかも。ちなみに人は皆、タクシーの運転手のあんちゃんも含めてものすごくいい人達でした。
2004.03.15. tak
万年筆を使い始めた。もともとはあまり筆記用具にこだわる方ではない。でも一度どんなものか使ってみたくなってマレーシアに行った際にトランジットで寄ったシンガポール・チャンギ空港の免税店で購入した。東南アジアの免税店というだけで日本で買うより安いはずと思いこんでいたのだけれど帰国してから調べてみると梅田のヨドバシカメラでもほぼ同じ値段だった。ちょっとがっかり。
ブランドやメーカーなどまったく知らなかったので店頭でもっとも安い物を選んだ。メーカーは「WATERMAN」。調べてみると1883年に世界で初めて万年筆を創り出したルイス・エドソン・ウォーターマンを起源に持つ由緒正しいメーカーらしい。今はフランス・パリに本拠を持つ。
万年筆ファンなら当たり前だと言うだろうが柔肌を滑るような書き味には衝撃を覚えた。しかも使い込むほどにペン先に自分の癖がついていってより滑らかにかけるようになるのだとか。こういう「手になじむ」道具はうれしい。
滑らかな書き心地は文字を書くこと自体を快楽にする。用もないのに言葉をつづりたくなる。大げさではなくそう思う。コンピュータ全盛の時代。私自身もキーボードで文章を書くようになって10年になる。どんどん漢字が書けなくなってたまにメモをとると苦痛を覚える。しかしそれにもかかわらず書きたくなる魔力が万年筆にあるのだ。そんなわけで今もう一度小学生に戻って漢字ドリルをやってみようかと思っている。
ボトルインクからコンバーターでインクをちゅーっと吸い上げるのも楽しいのだ。
2004.05.30. tak
『週刊日記』 小さなノートを持ち歩いて。
6/1(火)晴れ
今日から日記開始。万年筆の書き味を楽しむため。うらっちのポラロイドSX-70、面白い。ホルガのポラロイドホルダー買おうかな。
6/2(水)曇り
なんだか朝から眠くてたまらない。早めのお昼にしよう。ホルガのポラホルダー、やっぱり欲しい。
6/3(木)晴れ
さわやかな天気。うれしい。
6/4(金)快晴
マサ子の誕生日。雲一つない空。文字通り。マレーシア行きの飛行機から見下ろした見渡すかぎりの太平洋を思い出す。洋上は全く雲がなかった。夕方から同僚の送別会。
6/5(土)晴れ
手芸屋でマサ子に魔法のピンセットを買ってもらう。夜は亀多寿司。4時頃から食べた。食べ終わっても明るかった。うまかった。安かった。すし券が使えた。事実上の1割引。うれしい。帰ってきてすぐ寝た。
2004.06.06. tak
『週刊日記』 小さなノートを持ち歩いて。
6/6(日)雨のち晴れ
8時過ぎに起きてパンで朝ご飯。ベッドで『relax』を読む。明石のタコを買ってきて昼はたこ焼き。少しずつ上手くなる。マンデリンを150g焙煎して飲む。週刊日記をアップロードしてみる。夕方買い物帰りに唐突に思った。「日本は近い内に戦争する」何をすればよいのか分からないけれど備えなくてはと思った。どうやら梅雨入りしたらしい。蒸し暑くてつらい。
6/7(月)雨
窪塚洋介さんの9階から転落に驚いた。「意識はしっかりしている」ということでちょっとだけ安心。『ピンポン』の「ペコ」はとても良かった。雰囲気のある良い役者さんだと思う。
6/8(火)雨
本格的に雨が続く。梅雨だ。天気図を見ても前線が日本列島の上にバッチリ乗っかっている。じめじめに弱いので早く明けて欲しい。
6/9(水)?
今日もなんだか眠い。冷えたビールが飲みたい。
6/10(木)?
良いことと悪いことが起こった。いろんな事が一度に起こるときは人生がかわるときだ。今がそうだと思う。これから終電で帰るところ。冷えたビールが飲みたい。
6/11(金)雨
三谷さんの『合い言葉は勇気』のシナリオを読み終えた。やっぱりこのドラマは良い。ゾクゾクするシーンがたくさんある。読んでるうちに元気が出てきた。『ダーリンは外国人』もなんだか面白かった。
6/12(土)雨
雨の中ライフタイムミントに行く。湿度が高くあまり調子が良くない。『13歳のハローワーク』を拾い読む。
2004.06.13. tak
『週刊日記』 小さなノートを持ち歩いて。
6/13(日)晴れ
久しぶりに良い天気。散歩が気持ち良い。梅雨前線が大きく蛇行して南に下がっている。しばらくは涼しそう。夜眠れずにまた散歩。希望と不安を感じる。『13歳のハローワーク』は重大なことを突きつけてくる。お前が好きで好きでたまらないと思っていることは何かと。水を張った田んぼで蛙がンガンガ、グエグエやかましい。ここは良いところだ。
6/14(月)晴れ
雲一つない空。空気もひんやり気持ちがよい。よし、がんばろう!
6/15(火)晴れ
万年筆にはキャップがついている。書くときはいちいちキャップを外さないといけない。でもこれは良いことかもしれない。両手でキャップを外すという動作をはさむことで書くべき事をまとめることができる。まとめると言ってもほんの一噛みする程度で完全に咀嚼しきるわけではない。その加減が絶妙なのだ。マレーシアに行って以来イスラムが気になる。本屋で見つけた『NEUTRAL』という雑誌がイスラムの特集をやっていたのでつい買ってしまう。ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の神が同じと知って驚いた。神の言葉を預かる人とその伝え方が違うだけだそうな。もしかして常識なのだろうか。今、エルサレムやイラクで行われているのは一体なんなのだろう。
6/16(水)晴れ
梅雨の中休みはまだ続いている。陽差しもだいぶ強くなってきた。ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の神が同じということをまだ考えている。神ってなんだろう。毎日考えること。天気、食、睡眠。夜は東京のカメラマンの友人が来阪して東三国の「とりき」で焼き鳥。鳥のユッケが美味しかった。
6/17(木)曇りのち晴れ
『だれが「本」を殺すのか』面白い。「本好きならわかることだが」というフレーズが何度もでてくる。そう、本屋は「棚」だ。見る者の思考に沿って面白そうな本が編集された棚。それが本屋だ。店に入る前から欲しいと思っている本を買うのはオンライン書店で充分だ。店に入ってから欲しいと思わせるのが本屋の仕事だ。ところででかい台風6号がやってきている。週末は荒れそうだ。この夏できることはなんだろう。何度か仕事を頼んでいるフリーのフォトグラファー(実は戦場フォトグラファー)のサイトをじっくり読む。エルサレムに俄然興味がわく。自分自身を過酷な状況に置いてみたいという思いが強くなる。少しだけ。
6/18(金)晴れ
少し湿度が上がった気がする。台風が近づいてきて南から温湿な空気が流れ込んでいるのだろう。熱帯の空気。
6/19(土)晴れ
天気がよい。1500円の床屋に行ってさっぱりした。鍵を忘れて家に入れず仕方なく生協まで昼飯を食べに行きそのままバリアフリーマップの調査へ。4カ所(店舗)回ったが3カ所はこころよく調査に応じてもらえた。1件のみ門前払い。調査内容すら確認しようとしなかった。それが郵便局。しかも市の本局(takの住んでいる箕面ではありません)。えーと、郵政公社のスローガンなんだったっけ。調べてみよう。調べました。「真っ向サービス」。どういう意味なんだろう?
2004.06.20. tak
『週刊日記』 小さなノートを持ち歩いて。
6/20(日)晴れ
台風が来るかと思ったがまだ。凄まじい高温多湿。こういうときは細かいことが考えられなくなる。午後歩いて生協まで買い物。外を歩いて汗をかく方がかえって気持ちよい。枝豆、冷やしトマト、ししとう、ビールで晩酌。夕方早めの風呂で汗を流し冷えたビールをグイッとあおる。最高にうまい。
6/21(月)雨
午前中、近畿地方に台風6号最接近。一時風雨が強まった。今年は台風の上陸が多い。
6/22(火)晴れ
台風一過。気持ち良い空の色。前線は大きく北に押し上げられたまま。真夏の空気。しばらく眠っていた気象への興味が少しずつ起き出してきた。『ローカル気象学』を買う。
6/23(水)曇り
昨夜は深夜までibookへのOpenOffice.orgインストールで四苦八苦。なんとか入ったのは良いものの今朝は寝不足で定期入れと万年筆を忘れてきてしまった。OpenOffice.orgはマイクロソフト・オフィスの代わりになるのだろうか。
6/24(木)曇り
代休。家でのんびり。近く仕事で能登に行くことになりそう。ついでに輪島まで足を延ばして以前取材した塗師の方に会ってこようかなと思っている。
6/25(金)雨
じっとりと蒸し暑い。体の調子が悪い。
6/26(土)雨
腰が痛くてきらり☆を休む。夜は三丁目の友人が来てビールを飲む。ちなみにうちは一丁目。枝豆がうまい。お土産にもらった15年物の自家製梅酒。ブランデーかと思うような深い味と香りに感動。大切に飲もう。
2004.06.27. tak
『週刊日記』 小さなノートを持ち歩いて。
6/27(日)雨
マサコの展示会の手伝いを少しする。たっぷり昼寝。
6/28(月)曇り
制作の打ち上げ。堺筋本町で飲む。
6/29(火)晴れ
『グイン・サーガ95』読む。楽しみにしていた能登の取材がキャンセルになってしまった。残念。以前から欲しいと思っていたポラロイドカメラを注文。これで我が家に遊びに来てくれた人を写すのだ。
6/30(水)曇りのち晴れ
いろいろ大変な一日だった。
7/1(木)晴れ
久しぶりに会った友人。変わっていなかった。気がつけば7月。この日記も一月続いた。
7/2(金)晴れ
設楽さんの白磁片口、しゅっとしてて格好いい。阪急百貨店のショーウィンドウでポラロイド写真を見ながらペンキとマジックで絵を描く女の子。床一面に敷きつめられたポラロイド写真。そういえば今日あたり楽天で買った中古のポラロイドカメラが届くはず。ImpulseAFという機種。情報がほとんどなくてどんなカメラかさっぱりわからない。不安と期待。
7/3(土)晴れ
朝から『ハッシュ!』を観る。おもしろかった。楽しかった。毎日を軽くしたたかに生きていきたい。時には重たいこともあるけれど。午後は夕べ届いたポラロイドカメラで撮影やらなんやら。おやつのトモコちゃんクッキーに合わせてマンデリンとエチオピアを焙煎してブレンドコーヒーを入れる。苦甘でうまいので2杯飲む。トモコちゃんのクッキーはプロ並みの出来映えだ。
2004.07.04. tak
『週刊日記』 小さなノートを持ち歩いて。
7/4(日)晴れ
マサ子がポストカードを出展しているギャラリーびー玉に行く。風が無くとても暑い。帰りにヨドバシカメラでポラロイドのフィルムを買う。5パックで50枚。たっぷり撮るぞ。酒屋にも寄って黒糖焼酎・朝日とワイルドターキー8年の1リットル瓶を買う。夕方から風呂に入って枝豆とビール。
7/5(月)曇り
蒸し暑い。
7/6(火)晴れ
昼休みポラロイドカメラでいろいろ撮る。会社のサーバーが不調でリプレース。久しぶりの徹夜で疲れた。
7/7(水)晴れ
早朝、ターミナル駅で始発電車を待つ。静かな非日常的光景。眠たさを通り越した頭痛。何年ぶりだろう。今日も暑くなりそうだ。
7/8(木)晴れ
気がつくともう夏なんじゃなかろうか。夏休みが近づく感じがたまらない。『relax』のハワイ特集を読んで旅行の計画を立てる。国内旅行だけど。
7/9(金)晴れ
暑さに負けて家でぼんやり。時刻表を見たりヨーグルトを食べたり昼寝をしたり。夏は嫌いだった。暑いしベタベタするし。エアコンをつけないととても仕事にならないけれどエアコンをつけると体がだるくなる。それでもなぜか夏が近づくと子供の頃の期待と不安がやってきてたまらない気持ちになる。夏が近づく期待と夏が終わる不安。容赦のない太陽とくっきりとした雲。喜んでいるのか困っているのか分からない濃い緑の木々。熱く焼けたアスファルトに水をまくとミリミリッと音がして夏の匂いが強まる。
7/10(土)雨のち晴れ
午前中はかなり強い雨だったが午後は晴れて気温も上がった。以前から考えていたポラロイドのフィルムケースの再利用方法。ホームセンターで豆電球を買ってきて「写真灯」を作ってみた。なかなか良い。でもまだ少し改良の余地がある。夕方から枝豆で晩酌。
2004.07.11. tak
『週刊日記』 小さなノートと万年筆を持ち歩いて。
7/11(日)晴れ時々雨
ちょっと冷んやりさわやか。午前中に参院選の投票に行く。その後梅田まで買い物に行くが目当ての物は売りきれ。残念。
7/12(月)曇り
8月の旅行に向けてなんとか切符を確保。
7/13(火)晴れ
セミが盛大に鳴き始めた。そろそろ梅雨明けかな。
7/14(水)晴れ
案の定、昨日梅雨明け。さすがセミは良く知っている。生き物の本質である生きる事への執念を感じる。昼休みちょっと楽しい買い物でHOLGAのポラロイドホルダーを入手。ぽけぽけっと撮るぞ。夜、旅行のための宿を予約。「旅の窓口」フル活用。
7/15(木)晴れ
8月の旅行の切符を購入。久しぶりの大きな買い物だった。ひとまず安心。
7/16(金)晴れ
疲れがたまってきた。ちょっときつい。風が吹いて背の高い木の白く輝く葉が枝ごと揺れる。背景には水色の空とくっきりとした雲があってまとわりつくような夏の湿気も忘れるほど美しい。
7/17(土)曇り
友人のmamiさんが遊びに来てくれた。かねてから約束していたHOLGAをプレゼント。スーパーサンプラーというおもちゃカメラの存在を教えてくれたお礼。楽しいおもちゃカメラの世界に導いてくれたmamiさんに感謝。まるネコ堂の定番アテ、ケンタロウさんの枝豆でビール。実はmamiさんのHOLGAといっしょに購入したHOLGA用ポラロイドホルダーIII。これがもう驚くほど暗い。しばらくImpulseAFのお手軽写真に慣れていたのでこの不便さ、久しぶりにキングオブおもちゃカメラの実力を思い知らされた。
2004.07.18. tak
『週刊日記』 小さなノートと万年筆を持ち歩いて。
7/18(日)曇り
昨日に引き続きポラロイドHOLGAでかしょかしょ。HOLGAのシャッター音は泣きたくなるほど頼りない。かしょーん。ポラHOLGA、暗くて写らないのでマニュアルでも推奨されている「何度もシャッター」で頑張ってみる。かしょかしょかしょかしょ・・・20回ぐらいシャッターを切っていると一体何をやっているのか分からなくなってくる。恐るべしHOLGA。手強い。手強すぎる。夜NHK教育の『新日曜美術館』。アナウンサーが替わってから見なくなっていたのだけれど河井寛次郎なので久しぶりに。やはり素晴らしい。寛次郎は陶芸や木彫などの造形も素晴らしいけれどなんと言っても家が良い。今は「河井寛次郎記念館」として公開されている家。主の居ない今でも一度行くと半日は居座ってしまう。もし寛次郎がそこにいたならどれほどの魅力をたたえていただろうと思うと気が遠くなる。家に宿っているのは寛次郎の暮らしへの向き合い方だ。寛次郎はいくつも力強い言葉を残しているが中でも何度聞いても圧倒されるものがある。「暮らしが仕事。仕事が暮らし。」である。もう本当に鳥肌が立つ。行ったことない人は一生に一度は京都五条の河井寛次郎記念館へ。何かを始めたくなること請け合い。
7/19(月)晴れ
法事で京都の実家へ。暑い。なんとなく最近飲んでばかりのような気がするのでちょっと我慢してみようかな。といいつつ今日は既に実家でビールを飲んでしまったので明日から。
7/20(火)晴れ
暑い暑い。けどビールは我慢。とりあえず休肝日1日目。
7/21(水)晴れ
夏ばてか冷房病か。少しからだがだるくて頭がぼんやりする。そういえば今日は土用の丑の日。うなぎでも食べて元気を取り戻すか。赤瀬川原平を特集していたので『美術手帖』2004.8号を買う。私の意識に赤瀬川原平がのぼるようになったのは実はつい最近のことだ。つい最近だけどずっと昔の活動である「トマソン」で引っかかった。『老人力』は今のところ興味なし。そういえば中学生の頃、とり・みきを読んでいて「オジギビト」で大笑いしていたのを思い出したのだった。「オジギビト」も「トマソン」もやがて路上観察学として体系化されていった。さて今何ができるのか。
7/22(木)晴れ
生協から届いたバランゴンバナナ。おいしい。身は小ぶりだけどみっしり濃厚な味。これまでそんなにバナナを食べなかったのだけれどなんだかおいしくてパクパク食べてしまう。このバナナ実は知り合いが輸入している。台風のせいで船が遅れると大変なので天気予報が気になるそうな。日本ではなく東南アジアの天気を気にする生活。
7/23(金)晴れ
直木賞の『空中ブランコ』を読んだ。面白い。さらりと。でも喉越しが良すぎるかも。ちょっと不安。芥川賞や直木賞だけを読んで他の賞には見向きもしない「小説好き」が日本にはたくさんいてそういう連中が日本の出版文化を駄目にして出版不況を招いていると『だれが「本」を殺すのか』に書いてあった。いやちがったかな。まぁともかく私は沢山本を買って沢山読みたい。ただそれだけ。
7/24(土)晴れ
昼間の一番熱い時間に買い物に出たら頭痛がした。ここまで来ると危ない暑さだ。夕方から近所の友人のTAKIさんが遊びに来て晩酌。TAKIさんお手製のタンドリーチキンがうまかった。ビールに始まって芋焼酎、黒糖焼酎、最後は義弟のドイツ土産、サクランボの蒸留酒。どれもおいしかった。楽しかった。あ、メインはたこ焼き。たこ焼きはいつもおいしくて嬉しい。
2004.07.25. tak
『週刊日記』 小さなノートと万年筆を持ち歩いて。
7/25(日)晴れ
赤くなった唐辛子を収穫。まだ一つ目。沢山なって欲しい。ウィリアム・ギブスンの『パターン・レコグニション』を読み始める。一気に読み進めず数章ごとに息継ぎを入れる。冷えた麦茶やちょっと薄目のコーヒーを飲んだりネットで検索したり。でもそういう周辺を含めたすべてが読書という時間の楽しみ。良い本の条件である。けだるい熱帯の休日。セミのバックグラウンドミュージック。
7/26(月)曇り
エアコンのない古い工場跡の倉庫で打ち合わせ。汗がしたたり落ちる。旅行に持っていくポラロイドのフィルムを購入。結構な値段。
7/27(火)曇り
はにわさんずに送っていただいた水を冷やして飲む。大阪に住んだことのある人なら分かってもらえるだろうが、水をそのまま飲むのは抵抗がある。無意識に口や舌や喉が構えてしまうのだ。つまりそれほど大阪の水がひどい状態で普通の水をそのまま飲むことがまず無いと言うことなのだけれど。で、頂いた水、あっ大丈夫だと思った途端するりと喉を通った。水の味をどうこう言えるほど舌に自信があるわけではないけれど口と舌と喉が安心している感じは良く分かる。どことなく丸い感じもする。良い頂き物だ。ありがとう。感謝。
7/21(水)晴れ
暑い。ところで平日休肝日はまだ続いている。この調子で夏を乗り切れるだろうか。なぜか楽しみ。来週はまるまる休日なのでそれで元に戻ってしまうかな。職場の近くで時々やっている古物市。古銭やカード、古切符の類がメインなのだけど使いかけのテレホンカードを3から4枚まとめて137度数分にして1,000円で売っている。携帯電話を持たなくなってテレホンカードを使う機会が増えたのでちょくちょく買っている。携帯電話全盛時代に衰退する公衆電話とテレホンカード。古物屋の眼鏡のおじさんの雰囲気とも相まって、奇妙な哀愁が漂う。それがちょっと楽しい。夜、家に帰ったらマサ子から中島らもさんが亡くなられたことを聞いた。信じられない。酔って階段から落ちて頭を打って死んでしまうなんてあまりにもあまりにも・・・。好きな作家が亡くなると心の一部が失われる気がする。残るのは作品という過去。さみしい。
7/29(金)晴れ
日本の南の海上を東から西へ向かっているちょっと変な台風10号。週末近畿に近づくらしい。通勤の往復1時間で少しずつ読み進めている『パターン・レコグニション』なかなか良い。日本の特殊性を外から見るのは楽しい。私が欧米人だったらきっと日本の不思議さにのめり込むだろう。ウィリアム・ギブスンのように。
7/30(金)晴れ
明日から一週間休みを取る。かなり疲れがたまっている。天気が良いのが救い。でも明日あたり台風10号が来るのかな。黒いタクシーのフロントガラスやボンネットを走るギラギラした照り返し。強めの風に揺れる木の葉と広告ののぼり。食後のコーヒーを飲みながらながめるのが好きだ。頭のてっぺんまで漬かって夏を満喫していた子供の頃の思い出が意識のプールの底に沈む白い塩素のかたまりのようにゆっくりと少しずつ溶けだしている。今夜は平日休肝日の誓いを破ってビールと焼酎。明日からちょっと早めの夏休みなのでまぁいいかなと。あ、そういえば一昨日も梅酒を飲んだ。でも薬のような飲み方。私は子供の頃から良くお腹を壊していた。そういうときに母親に飲まされたり食べさせられたりしたのが梅シロップや梅干しといった「梅製品」。梅を食べると便が固まると母親は言い張っていて、プラシーボ効果もあるのか確かにお腹の痛みはおさまるのだ。いまでもその利き目が続いていて腹痛の時に梅酒を飲む。一昨日もきれいに治った。私にとっては事実ものすごくよく利く薬。ちなみに便秘の時は症状を悪化させてしまうので注意が必要とこれも母親が必ず付け加える文句。夜中ついに台風がやってきた。雨はほとんど降らないが風が強く窓ガラスがバタバタ言う。
7/31(土)曇り時々雨
台風が来ていて風が強い。でも雨はそれほど降らなかった。明日からの旅行の準備やらで忙しい。忙しいついでに地元の夏祭りにも行く。よさこいの踊りを見て鳥肌が立つ。すごいなぁ。うまい人の踊りは自ら踊っていると言うよりも空の上の神様の見えない糸に操られているんじゃないかと思う。あるいは見えない意図。
2004.07.31. tak
『週刊日記』 小さなノートと万年筆を持ち歩いて。
7/31から8/7までは旅行記としてそのうちまとめます。で、さぼっていた分、一気に三週間。
8/8(日)晴れ
今日は一日旅の疲れをいやすために家でのんびりすることにした。夏休み最後の日。麦茶を飲みながら『パターン・レコグニション』を読み終える。重厚。明日から仕事に戻ると思うと気が重い。非日常のめくるめく快楽が作り出す強烈なギャップ。日常の中に大小の非日常を織り込んでいくこと。読書は小さな非日常。旅は大きな非日常。
8/9(月)晴れ
今日から仕事。本当は先週の旅の記録をまとめたいのだけれどそんな時間は全くなく深夜の帰宅。まぁ少しずつ進めていこう。9月号の『relax』を購入。モノクロがちょっと新鮮。そうそう旅でお世話になった人たちにお礼状も出さなくては。本当に行く先々でいろんな方にお世話になりました。感謝します。
8/10(火)曇り
仕事に追われて夕方までずれ込んだ昼食の後、大きなガラスのビルにある吹き抜けのカフェでいつものアイスコーヒーを飲んでいると旅の日々の記憶が急激に現実感を失っていく。旅の途中で出会った人々や風景や音や匂いや感触が四隅が光量落ちしたHOLGAの四角い写真のように幻想的な瞬間の積み上げに埋もれていく。鮮やかだった何もかもがかすんで柔らかで曖昧でそれでいてとても心地よい記憶に昇華する。旅は最大の非日常。ビルの地下のうどん屋のラジオ。甲子園のスタンドの向こうから入道雲が近づいてくると言っている。第四試合と第五試合の合間。
8/11(水)晴れ
一応今日までで仕事が終わり明日からお盆休み。というわけで会社の同僚たちと飲み会。もっとも私はまだ仕事があって明日も出勤なのだけれど。で飲み会の店は梅田の第三ビルの地下一階にある沖縄レストランその名も「オキナワ」。レストランといっても見た目は居酒屋。ものすごく気楽な雰囲気。ソーキ煮だの海ぶどうだのビタローのマース煮だのサーターアンダーギーだのルートビアだのダチョウの刺身だのとにかくいろいろ摩訶不思議なモノがあって何が出てくるかわからないのも楽しみつつオリオンビールで飲みまくり喰いまくり。「オキナワ」は何度言っても楽しい発見がある。で今回はもう楽しくておかしくなりそうなアクシデント。隣のテーブルの人たちがいきなり三線をテンテケテンテケ弾き始め唄まで飛び出す。それが例の「安里屋ユンタ」。歌声も最高で鳥肌立てて手拍子。指笛や合いの手まで店のあちこちからあがり一気に沖縄ワールド。オリオンビールの唄では私ともう一人が8月生まれということで祝ってもらってみんなで乾杯。もう最高。さらに両手をあげて障子を開けたり閉めたりする動作(こう教わった)の踊りまで教えてもらってみんなで立ち上がって踊りまくり。いやはや楽しすぎて現実とは思えない。聞けば毎週水曜日に集まって沖縄民謡を楽しむ会の方々で唄も三線も踊りもうまい。あぁ沖縄行きたい。行きますよ絶対。
8/12(木)晴れ
夕べのオキナワワールドは果たして夢か現実か。そんな感じで職場で一人仕事。ちょっとふぬけ気味。夜、黒糖焼酎をやりながら坂本龍一の『ビューティ』に入っている「安里屋ユンタ」をリピートでかけっぱなしにする。一気に意識を持って行かれる魅力が沖縄にはある。
8/13(金)晴れ
ヤフーオークションでまたポラロイドカメラを落札。sx70用フィルムを使うPolaroid5000。取引もスムーズにいって入金・発送も完了。明日には届くかな。楽しみ。というわけで早速夕方から梅田まで出てヨドバシカメラでsx70用フィルムを買ってくる。準備万端。ところでこのところHOLGAに使うポラロイドのフィルムの89が品切れになっている。ヨドバシカメラの店員に確認するとメーカーにも在庫がないらしい。個人的に夏の緑と空は89がより青っぽくて良いと思っているので早く入手できるようになって欲しい。もう一種類のカラーフィルム88は赤っぽく写るので冬や柔らかい日差しが合うと思う。季節によってフィルムを変える。ちょっと楽しい。それにしても家にポラロイドのフィルムがあふれてきた。カメラ本体もかさばるけれどフィルムも馬鹿にならない。購入価格で言えばフィルムの方が遙かに金がかかっている。フィルム貧乏。
8/14(土)晴れ
ポラロイドカメラが届く。こちらの方がImpulseよりも柔らかな感じで写る。背景のぼけ具合も強い。良い。形はImpulseよりもコンパクト。後はこれにつけるフラッシュを入手すればよいのだがなかなか手に入らないらしい。久しぶりにコーヒー豆を焙煎。『博士の愛した数式』を読む。書店員が一番売りたい本と帯にある。事故で頭を打ち80分しか記憶が持たない老数学者。自分が書いた「僕の記憶は80分しかもたない」というメモを見て自分の病気を毎朝知るという下りは心に突き刺さる。ざぁっと夕立が来て気温が下がる。雨が上がると近くでやっている祭りを見に行った。今年から始まった(再開した)「まんどろ火祭り」。たいまつに火をつけて歩く火の祭り。友人が事務局でがんばっているので差し入れなどしつつ。地元のお祭りというのはやっぱり良い。こういうことは歩いていける距離にあることが何より大事だと思う。そういう町に住むことが幸せなのだ。帰ってきて一風呂浴びて飲むビールが最高。
8/15(日)晴れ
お盆で京都の実家へ。風が涼しくなった。蝉の種類も変わった。秋が近づいている。
8/16(月)晴れ
どんどん涼しくなる。夜鳴いている虫の声が秋だ。そろそろ窓を閉めて寝なくてはいけなそうだ。アマゾンに注文していた『世界の灯台』到着。うぉーすごい!楽しい。あぁこんなの知ってしまうと世界中の灯台を一つ残らず見て回りたくなる。今ようやく日本のを見る計画を立て始めたところなのに。近いうちにまるネコ堂が撮影した灯台写真をアップする予定。少しずつ。
8/17(火)雨
昨日まで涼しくてもう秋だなどと言っていたら今日はすさまじく蒸し暑い。台風が近づいていて南の湿った空気が流れ込んでいる。朝から一日愛知に出張に出ていて帰りの新幹線が30分も遅れていて驚いた。新大阪に着くと在来線も遅れている。大雨の影響とのこと。季節が行きつ戻りつ。それでも夜中には雨もあがって虫の声が聞こえる。またしてもポラロイドカメラを一品落札。なんかはまりつつあるなぁ。ポラロイド+オークションに。
8/18(水)曇り
『イン・ザ・プール
』を買う。やっぱり面白い。『空中ブランコ』よりちょっと長め。こっちの方がよい。最後にほろりとくるのがわかっていながら良い。
8/19(木)晴れ
また万年筆を忘れてしまった。仕方ないのでボールペンを使う。そういえば万年筆は水性なのでポケットにメモを入れたまま洗濯すると真っ白になってしまう。にじむなどというレベルではなくきれいさっぱり真っ白。雨の日に仕事用のメモを万年筆で取るときはちょっと緊張する。消えてしまわないかと。
8/20(金)晴れ
仕事仲間の送別会。いろいろと頼りにしていたので寂しいけれどこれからも何らかの関わりはありそう。これからは今までと違ういろんな新しいことをいっしょにやっていきたい。まぁ何はともあれお幸せに。
8/21(土)晴れ
午前中から休日出勤して夕方はバリアフリーマップの編集会議。印刷会社の方と始めての打ち合わせ。少しずつ前に進んでいく感じが嬉しい。その後、近所の高遠でやっているお祭りというか盆踊りへ。友人が運営委員をやっていた。なんだかこのあたりは祭りが多くしかも友人が関わっていることが多い。ぶらぶら祭りの雰囲気を味わってその後レイトショーで『スチームボーイ』。歩いて行ける映画館万歳。それにしてもハードスケジュールが続く。明日も仕事してその後HOLGA
EXPO 2004へ行く予定。身体が持つかな。
8/22(日)曇り
いろいろとやることやりたいことがたまっていたので仕事には行かずにまるごとやっつけてしまうことにする。朝から「やることリスト」を作って一つずつ。HOLGA
EXPO 2004を見に行く。やっぱりうまい人はうまい。こんなカメラでも差が出るものだ。いやこんなカメラだからか。私の好みが少しずつわかってきた。カラーでドぎつめの色味が好きらしい。目指す方向がわかってきた。夜は『新撰組!』。山南さん切腹。一番好きな役者だったのに。
8/23(月)曇り時々雨
雨が降って非常に蒸し暑い。苦手な天候。すかっと晴れてさわやかな秋の風が吹くのが待ち遠しい。髪がのびてきてうっとおしい。次の週末あたり切りに行きたいが時間があるかどうか。ダディ・グースの『少年レボリューション 特集ダディ・グース作品集』を買った。ダディ・グースとはつまりあの人
だ。
8/24(火)晴れ
身体が重い。肩もこっている。さすがに疲れが出てきた。ポラロイドsx-70の貼り替え用の皮を夕べ注文。そのうちゆっくり貼り替えよう。
8/25(水)晴れ
先日ジュンク堂で『島と岬の灯台めぐり』という本を見つけて買った。「日本一周ノサップから波照間まで」とサブタイトルにあるように、灯台好きの著者・本木修次さんが日本列島を巡った灯台記だ。いやはやすごい。私がやろうとしていることをすでにやっていた人がいるとは。一度でいいから会ってみたいなぁ。
8/26(木)晴れ
涼しくなった。雲も変わってきた。もうすぐ秋だ。台風16号、目もくっきりした「猛烈な」台風。気をつけて情報を見ている。季節が移り変わってゆくときはいつも懐かしい感じがする。たぶん子供の頃の方が日の落ちる時間や昼間でも外で走り回れる日差しの強さなどに敏感だったからだろう。遊んでいた野原や山も毎日少しずつ姿を変えていってそれを無意識にでも思い出しているのかと思う。もうすぐ子供たちの夏休みが終わる。明日の朝の夜の夜行バスで東京へ。友人に会いに行く。本屋でなんと『フィネガンズ・ウェイク』の日本語訳本を見つけてしまって4,200円の衝動買い。抄訳ではあるけれど『フィネガンズ・ウェイク』を訳そうなどと言う気になること自体に敬意を表して。柳瀬尚紀氏以来の快挙というか大冒険というか。さらに近くにあった山形浩生氏の『たかがバロウズ本。
』も買ってしまう。ジョイスとバロウズが隣り合っている棚自体もなんだか妙で気になったのだけれどあまり長時間見ているとさらに衝動の連鎖が起こりそうなので慌てて離れた。
8/27(金)晴れ
夕べsx-70の新しい皮を貼った。茶色の本皮。なかなか良い。手触りが嬉しい。今夜、夜行バスで東京に行くので持って行く。HOLGAと一緒に。
8/28(土)曇り時々雨(東京)
予想通り夜行バスではよく眠れなかった。早朝5:25に東京駅着。そのままタクシーで築地市場へ。友人の山脇さんと杉本さん、西岡さん、ファビオ君と落ち合って場内の大和寿司へ。さすがに魚市場の寿司はうまい。その後、東京生まれ東京育ちの山脇さんにつれられて市場内を散策。荷物を運ぶ変な一人乗りの乗り物(「マイティーカー」だったかな?)がばたばた行き交っていて日本じゃないみたい。活気があって危険なぐらい楽しい。その後マサコの友人のタミさんのところをおじゃましておじゃまついでに昼寝。居心地が良くてぐっすり眠る。起きた後、昼食にそばを食べて浅草を案内してもらう。タミさんはとても愉快な方。いろいろと東京の下町の面白さを教えてもらう。楽しい。観光客のいない「裏の浅草」を堪能。感謝。夕方からイラストレーターの木内さん夫妻と会ってお店を見せて頂いたり、家具屋さんのお友達を紹介して頂いたり。夕食も一緒に食べて図々しくも作業場にまでおじゃまする。いろいろな話ができて楽しかった。いろいろ面白そうなことをやっておられるのが良かった。奥様も楽しい方。時間を忘れて遅くまで居座ってしまった。良い仕事をされる方は人柄も良い。
8/29(日)雨(東京)
午前中、日本民芸館。正直なところもの足りなかった。これで1,000円は高すぎる。近いうちに京都五条の河井寛次郎記念館に行って今回の欲求不満を晴らさねば。午後の「のぞみ」で大阪へ戻る。やはり新幹線は快適だ。夜行バスの倍以上の値段の価値はある。雨の東京はかなり肌寒くていよいよ秋かなどと感傷に耽っていたが新大阪のホームに降り立ったとたんむぁっとした懐かしい熱気に包まれた。まったくここは常夏の熱帯か。まだまだ大阪の夏は続く。
2004.08.29. tak
『週刊日記』 小さなノートと万年筆を持ち歩いて。
8/30(月)曇りのち雨
台風がやってきた。昼間は曇っているだけで雨も風もなかったけれど、夜中近くになって一気にやってきた。家のあちこちのガラス窓ががたがたいってちょっと怖い。二階の木枠の窓からは雨がしみてきていた。
8/31(火)晴れ
台風一過の青空。でもあんまりさわやかじゃない。蒸し暑い。
9/1(水)晴れ
庭の朝顔の種が大量にできていた。このところネット上でいろいろやっていてこの日記を書く時間が無くなってきている。でも何とか続けたい。せっかくここまで来たのだから。それにこの日記を書くことで文章を作ることに対する億劫さがすっかり消えている。キーボードでも打ち始めがかなり早くなった。毎日ペンで紙に書くことが結果としてそれを支えていることは確かだ。
9/2(木)雨
朝からしとしと雨で気分が重い。お腹痛い。肩が固い。こんな時こそコーヒーだ。さて今週も残り少し。がんばっていこう。週末も相変わらず忙しいぞ。
9/3(金)晴れ
『趣味の文具箱』という雑誌のVol.1。万年筆の特集だったので買ってみる。ウォーターマン、ウォーターマン、ウォーター・・・と探してみたが私の愛用している「フィリアス」は安物すぎて載っていなかった。悲しい。でも相変わらず書き味は抜群。ちょっと別の色のインクを試してみたくなった。緑とか。あ、季節的にはブラウンかな。ボトルインクを買おうかな。そういえばモンブランのボトルの形は格好いい。欲しい。でも万年筆はちょっと手が出ない。でも欲しい。
9/4(土)曇り時々雨
バリアフリーマップの編集会議の後、飲み会。いつも通り楽しく騒ぐ。ちょっと飲み過ぎ。みんな無事帰り着けたのだろうか。ちょっと心配。戻ってきてからYahoo!オークション。さてHOLGAにつけるストロボは果たして落札できるのでしょうか。・・・。というわけで無事落札。後は取引がスムーズに行くかどうか。とりあえず楽しみに待つことにします。
9/5(日)曇り時々雨
寝坊して床屋に行けず。午後は宮本じじさんの個展。難波へ。初めて会うじじさんはぽへっとした人で嬉しい。ハノイの街角の絵を見てマレーシアを思い出す。今度旦那さんも一緒に4人で梅田の第三ビルB1「オキナワ」へ行こうと約束する。楽しみ。その後、なんばパークスの「ショーチューオーソリティー」へ行ってこの間、木内さんに教わったゴマの焼酎を買う。どんな味でどんな香りか楽しみ。
2004.09.05. tak
『週刊日記』 小さなノートと万年筆を持ち歩いて。
9/6(月)曇り
地震に台風。何とも不気味。災害対策の基本はとにかく怪我をしないこと。水害で水浸しになってもちゃんと靴を履くこと。危険な場所に近づかないこと。体が無事なら何とかなる。
9/7(火)曇り、強風
またしても台風接近。昼頃から強風突風。それに朝方地震もあった。昨日の余震だと気象庁は言うが不気味だ。
9/8(水)晴れ
台風一過。昼休みにHOLGAで撮影。しかしなぜか青空が青く写らない。白い。真夏の頃はどぎつい青に写っていたのに。なんでだろう。秋になったからだろうか。今度フィルムを88に代えて撮ってみよう。夜、木内さんに教えてもらった胡麻焼酎。どうやらこの酒はアテ無しで飲むのが良いようだ。胡麻の香ばしい風味を上顎から鼻に感じながら。
9/9(木)曇り
万年筆について調べている。やっぱり柔らかなペン先で筆圧によって太さを変えることができるというのはとても魅力的。私は比較的ペン先を寝かせて書く方なので太字でちゅるちゅる書けるのが良い。このところ涼しくなってきて眠い。ものすごく眠い。
9/10(金)曇りのち雨
夏の疲れが出てきたのか体が重い。今年の夏は平日も休日もフル稼働。さすがにそろそろペースを落とさないと。来月からはまたいろいろ忙しくなりそう。年初に今年は試行錯誤の年と決めた。その通りになっている。あちこちぶつかって跳ね返ったりしてるけれどそれはそれでよい方向へ行っていると今は思っている。この週末は少しゆっくりしよう。床屋にも行って映画も観よう。そんな休日を過ごそう。
9/11(土)晴れ
911だ。あれから3年。そういえばあのテロはビン・ラディンがやったことになっていたはずだ。彼はどうなったんだろう。何で今、イラクが戦場になっているんだろう。なぜアフガニスタンは米軍に滅ぼされたのだろう。アルカイダは今何をやっているんだろう。一体全体何がどうなったんだろう。『華氏911』を観て忘れかけていた疑問がまたよみがえってきた。そう、人は忘れていく。それが誰かの狙いなんだろう。
9/12(日)晴れ
風が驚くほど気持ちよい。日差しが眼に刺さらず空を見上げるのが苦痛にならない。いよいよ秋だ。もうしばらくは夏の余韻を楽しんでその後は一気に秋になる。季節の移り変わりが単純に嬉しい。
2004.09.12. tak
『週刊日記』 小さなノートと万年筆を持ち歩いて。
9/13(月)晴れ
会社のiMacが壊れててんやわんや。結局ハードディスクを取り出してデータを救出。ブラウン管一体型のiMacの開腹は3回目。流石に手慣れてきた。データは無事に取り出せたが本体は壊れたまま。どうやらフライバックトランスが壊れたようだ。ネット上を探すとそういう例が多いことがわかる。直すには交換用のフライバックトランスをYahoo!オークションで入手して基板上に半田づけされているFBTを交換するらしい。ちょっと面白そうだけどすぐにはできない(FBTがない)。しばらくほったらかしにする。
9/14(火)晴れ一時雨
昼頃どしゃーっと雨が降った。その後からっとあがって青空。面白い天気。雨上がりはすさまじい湿度。熱帯。
9/15(水)快晴
雲一つ無いとはこのこと。真っ青な空。でもよく見ると地面近くは白っぽい。頭の真上は青い。こういうグラデーションは写真にも写るのだろうか。
9/16(木)晴れ
眠い。今週末はゆっくり寝よう。
9/17(金)晴れ
ふう。金曜日。疲れがたまっている。3連休はゆっくりしよう。眠い。とか言いつつ夜中のオークションは必死。それが一番こたえるのかも。ちょっと控えるかな。でもsx-70のストロボは欲しいんだけども。あっ忘れないようにやること買うものをかき出しておこう。『誰も知らない』のチケット。「オキナワ」の定休日(土曜日やっているか)。モールスキンの手帳(どんなもんか見る)。近所にレンタカー屋があるかどうか。丹後半島の経ヶ岬灯台までの道順とかかる時間。sx-70用のフィルム。んー結構あるな。ちなみに「オキナワ」日曜日定休日だった。
9/18(土)曇り
コーヒー豆のハンドピックをする。スーパーマンデリンは結構良さそうだった。焙煎が楽しみ。夕方から映画『障害者イズム』を観に行く。「せっかく障害者に生まれたんだから」という言葉はドキュメンタリーでしかあり得ない。夜は梅田まで出て「オキナワ」。泡盛をカラカラで楽しむ。豆腐を泡盛につけ込んで発酵させた「豆腐よう」がうまい。海ぶどうがなかったのが残念。
9/19(日)曇り
夕べ早く寝たので6時半に早起き。チーズトーストとコーヒーの朝食。うまい。その後はたっぷり昼寝。ちょっと風邪気味だったのかもしれない。たっぷり寝て回復。でも少し寝過ぎたかも。夜ちゃんと眠れるか心配。明日も休み。この三連休はひたすら体を休めて夏の疲れを取ろう。
9/20(月)曇り
使わなくなったポラロイドカメラImpulseAFを友達にあげる。古い機種だけど活躍して欲しい。帰り道近所の路地をぶらぶら歩きながら撮影。軽自動車がやっと通れるような狭い道がまだたくさん残っていてその両側は趣のある古い家。田んぼや畑も結構ある。梅田から30分のちょっと不思議な場所。
9/21(火)晴れ
この2冊目のノートもそろそろ終わりが近づいてきたので堂島アバンザの1Fで新しいノートを購入する。モールスキンのポケットサイズ。プレーン。文具の雑誌で紹介されているのを見て欲しくなった。これまではコクヨのキャンパスノートを使っていた。1冊目はA6サイズ、2冊目はB7サイズ。B7サイズはワイシャツの胸ポケットにも入れられて都合が良かった。特にこれと行って問題があったわけではない。ただ『インディー・ジョーンズ』で使われていたあのノートがモールスキンと言われればつい使ってみたくなるのではないだろうか。私はなった。モールスキンのポケットサイズはほぼB7でちょっと縦が長くなっている。ただしかなり分厚いのでワイシャツのポケットにはちょっと苦しい。でも表紙がしっかりしているので長時間手に持っていてもくたくたになることはなさそう。特徴はゴムのバンドがついていて鞄の中などで開かないようにバチンととめられる。映画『インディー・ジョーンズ』でもいろんなものが挟み込んであってふくれていたはず。あんな感じで使うことを想定している。なんだか秘密の研究に似合いそう。持ってるだけでちょっと楽しくなる。万年筆との相性も良いとのこと。いっそう楽しみ。アバンザに来たついでにジュンク堂で中島らもの『ガダラの豚
』を一気に1〜3まで購入。亡くなってからいろんなところで探していたのだけれどなぜか1だけ見あたらなかったのだ。みんな同じことを考えてるのかな。ともかくこれからしばらく通勤電車ではこれを開く。
9/22(水)曇り
突然一気に気温が下がった。肌寒い。こういうときは体調を崩しやすい。注意しなくては。今週は休みが多い。明日も休みだ。朝から映画を見に行くつもり。
9/23(木)曇り
朝から映画『誰も知らない』を見る。ずしりと残る。夕方フルーティブラジルなる豆を100g焙煎する。どうも1ハゼが少なかった気がする。いつも150gでやっているので量が少ない分火力の調整を間違ったのかもしれない。新聞で見つけた「印刷解体」という展示即売会が気になる。活字や写植の文字盤の即売。活字を拾ったりできるのだろうか。拾った活字を買ったりできるのだろうか。行ってみたい。しかし東京渋谷だ。くやしい。29日まで。
9/24(金)曇り
今週は休みが多くてあっという間に金曜日。ふと窓の外を見ると職場の向かいのビルの屋上でやっていたビアガーデンが終わっていた。今年こそはあそこで飲もうと思っていたのに。来年こそは。
9/25(土)晴れ
午前中庭で蜘蛛や雲を撮る。だいぶさわやか。でも蚊に喰われる。2カ所。かゆい。オークションで入手したsx-70用のストロボが届く。がしかし光らない。チャージはちゃんとできているのでどうやらカメラ本体側のストロボ端子が壊れているようだ。悲しい。実はカメラ本体よりもストロボの方が倍近くお金がかかっている。というわけでこのストロボを活躍させるためにまたsx-70を落札するかなぁ。
9/26(日)曇り
コーヒー豆を焙煎。スーパーマンデリンとキリマンジャロ。早速スーパーマンデリンを飲む。うまい。しっかりした苦み。ほんのりとした甘み。キリマンジャロは強い酸味。でもいやな酸っぱさではない。酸味のコーヒーはあまり飲まないのだけれどこういうのもそれはそれで良いかも。ヨドバシカメラにオフィスを買いに行く予定だったが寝坊してやめにする。バリアフリーマップのデータフォーマット作成。少し入力。夜またしてもsx-70落札。前よりさらに安価。本当に動くんだろうか。またストロボ端子壊れてたらどうしよう。ちょっと心配。
2004.09.26. tak
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