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2002年9月17日(火)
「脂と酒の相性」

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 豚バラ大根。と我が家では呼んでいる。豚の角煮に大きく切った大根を入れたもの、あるいはぶり大根のぶりを豚にしたものである。脂がとろりと口の中で溶ける。これも嫌いな人がいないのではないか、特に酒飲みで、なかでも日本酒や焼酎飲みならたまらないだろう。これだけを突き出しておいて酒を与えないでおけば、左党には立派な拷問だ。
 舌だけでほろりと崩れる脂からしみ出る豚の旨味に香ばしい醤油の風味と砂糖のこってりとした甘み。そこへ辛口の酒の爽やかな香りが重なるところを想像して欲しい。飴色の艶やかな照りが出た大根には芯までしっかり豚の旨味と醤油が染み渡っている。下ろし生姜の辛みと香りも忘れてはいけない。
 もはや肉や大根を崩す箸さばきすら快楽である。

2002.09.17

 


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