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2002年9月10日(火)
「肴という存在」

晩酌_top
2002.09.10

 なんの変哲もない。戻しワカメを食べやすいように刻んだだけだ。わさび醤油につける。酒の肴というのは面白いものだ。例えばこのワカメをおかずに米を喰えといわれると躊躇する。刺身のつまに盛られるのは嬉しいのだがワカメだけをむしゃむしゃ食べるのは苦痛だ。しかし酒の肴となると話は変わる。食卓に潮の香りがわずかに漂い、その上醤油の風味で酒が進む。肴は幅広く奥深い。日本酒の杯を持つ手、その親指と人差し指の付け根に塩を盛り、それだけを舐めて肴にする人もいるという。さらに言えば、食べ物だけが肴ではない。久しぶりに会う友人との話なども立派な肴になる。
 鶏の手羽は七味唐辛子を振ってオーブンで焼いた。手と口の周りを汚しながら次々と頬張ってしまうほど美味い。


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