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2002年8月17日(土)
「梅干し一粒30万メートル」

晩酌_top
2002.08.17


 焼酎「たまたま」のロックに菊の花のおひたしと梅干し。チェイサーは麦茶。醤油は和歌山湯浅町「角長」。
 梅干しは子供の頃から好物だった。箸で崩しながら米粒ほどの果肉を嘗めると痺れるような酸味と塩味と確かな梅の実の香りが広がる。しかしながらここに写っている梅干しは詐欺である。いわゆる「かつお梅」なるもので、聞くところに寄れば正しく漬かった梅漬けを水に沈め塩分を抜き、その後グルタミン酸などを調合したの「化学液」に沈めて「味」をつけるらしい。そういえば「この佃煮、味がしません」という人がいた。あなたのいう「味」とは白い粉末で小瓶に入り食卓にいつも置いてあってあらゆる食べ物に振りかけるあれのことなのでしょう。舌にまとわりつく不気味な「ウマ味」。
 この梅干しもどき、間違ってもお茶漬けには入れないように。その「ウマ味」が湯で薄められたとき、どれほどひどいことになるか。菊の花は香りがよく歯ざわりもいい。うまい醤油でなおさら楽しめた。グラスも皿も一つずつだがこれで二人前。


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